アメリカの希望ナンバー制 [クルマ]
日本でも数年前に始まった、車の希望ナンバー制度。当時は日本在住だったのだが、ナンバーを変えてしまうと地名の後にくる数字が３桁になってしまい、いかにも最近変えました感がしてしまう。当時の筆者の愛車はR32スカイラインだったのだがいい加減年式も古くなり、言葉は悪いが手頃に買えるヤン車チックになってきていたこともあり、昔ながらのナンバーを付けて、”おらおら、俺は昔から乗ってたんだ”感を出したかったのかもしれない。要するに当時はナンバーは変えなかったのである。
こちらアメリカに来て、当初車関係の手続きのいい加減さ（今ではこれを”大らかさ”と思えるようになった）に毎日びっくりしていた。
免許は筆記と実技合わせても半日で取れる。筆記は来た順番にテスト用紙をもらってその辺の空き部屋でやる。時間無制限。答え合わせはその場で係員が○付けして可否判断。これに受かると実技試験なのだが、教習車はなく自分で持ち込まなくてはいけない。じゃあそこに来るまでは？とつっこみたくなる。
車は基本的に新車も在庫販売。目もくらむような広い駐車場にある色とりどりの在庫から、気に入ったものに”一番近い”ものを選ぶ。要するに洋服と一緒。買う、と言えばその日のうちに乗って帰れる。
で、買ったその日のナンバーは？となるが、これは本物が来るまで借りナンバーで走ることが出来る。といっても日本のように本物と同じ鉄で出来たしっかりしたものではなくて、プリンターで出したレターサイズの紙っ切れ。これで最大2ヶ月近くは走れてしまう。
購入直後。まさに紙。筆者は何度か手書きの偽仮ナンバーを目撃したことがある・・・
さらには本物のナンバーは郵送で自宅に送られてくる。そう、ナンバーは自分でドライバーで取り付けるのである。いやはや、何ともいいかげ・・・じゃない、大らかなお国柄である。
これが筆者の愛車の最初のナンバー。ディーラー名の入った枠が付いている
アメリカではナンバーを州ごとに管理しており、ナンバーには州の名前と共に、それぞれお国自慢の一言がほとんどの州で入っていて面白い。例えばアリゾナはGrand Canyon State、フロリダならSunshine State、イリノイだとLand of Lincolnとか。さらに各州標準仕様のプレートに加え、いろんな柄のオプションが用意されていて、追加料金を払えば自分で選ぶことが出来る。
またまた、ナンバーには数字だけでなくアルファベットが入れられるので、要するに好きな単語をナンバーに出来るというわけである。我が家ではかみさんの車は息子の名前、筆者の車は型式名とグレード名を入れて楽しんでいる。日本の語呂合わせ4桁数字がばかばかしくなってしまうほどである。
これが昨年に変えたナンバー。今は既にまた変更済み・・・♪
筆者は毎年税金支払いの時期にナンバーも変えている。何せ一度カスタムプレートを使い始めると、新しいプレートに変更するのにたった$5で済むので・・・
最後にとどめの大らか話を。こちらではナンバーは使い捨て。廃車にしたり筆者のように新しいプレートを申請すると、前のは自分で自由にしていいのである。ということで筆者は毎年せっせとひとつずつ新しいのを増やして、そのうちガレージに貼るのを楽しみにしている。
ご無沙汰しております。お元気でしたか？
それにしても、いいなぁ～。車のある生活。
アメリカでは車がない生活なんて、ありえないですよね。
会社から中国では運転してはいけないと言われているので...
毎回タクシー。
飲酒運転を気にせずお酒を飲める点では、
いいのですが...ちょっと不便。
ぶら～っとドライブって言うのが出来ないんです。
増えていくナンバープレート。いいですね。
アメリカ生活のいい思い出になりますね。
奥様＆お子様もお変わりありませんか？
by 肩こりママ (2007-05-22 10:24)
どうもどうも。
アメリカは車好きにはいいですねえ。なんてったってかんてったって自分専用の車と物置兼用でない（←ここポイント）ガレージが持てるんだから。
ナンバープレートは子供部屋のドアに貼ろうかな、なんて考えているので、不公平にならないよう（？）もう一人出来たらその子の名前のプレートも作ろうと思ってます♪
毎回タクシー、確かに億劫そうですねえ。でもやっぱり安全第一だからしょうがないのかも。やっぱり運転マナー、北京だと日本と比べて悪いのかな？
by さんた (2007-05-25 16:03)