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アメリカでの家購入大作戦(その1:プロローグ) [ホーム]

またアメリカに赴任することになった。

前回初めてアメリカに赴任したのが2005年。3年後にリーマンショックが来ることなど誰も知らず(当たり前だ)アメリカは好景気。アリゾナ州フェニックスにはIntel等の半導体産業がやって来るなどで人口が大幅に上昇。住宅価格もうなぎ上りの時期だった。

結局この時は前任者が借りていた一軒家を引き継いで借りることになったのだが、インド人のオーナーからは買わないかとも言われていた。価格は$440000くらいだったと思う。当時の為替レートを考えると5000万円近くだったが、オーナーが2000年に買った時は$200000以下。半導体産業の拡大とそれに伴う人口流入が続くフェニックスの状況を考えると結構いい投資になるよ、なんてささやきはあちこちから聞こえていたのだが、日本でも家を買ったことがないのに初めての海外でいきなり買うほどの勇気も資金もなく、大人しく借りることに決めたのだった。・・・後に2008年に帰国した際には本当に買わなくてよかったと思ったものだ。言うまでもないがリーマンショックで大変なことになっていたからである。

時は変わって2012年。何の巡り合わせか、今度はテネシー州ナッシュビルに住むことになった。前回同様、まずは単身で乗り込んで生活セットアップを開始。家探しはクルマ購入と並び2大イベントだ。ただ前回と同じ国だけあって勝手が分かっていることもあり気持ちはずいぶん楽だ。


家探しについては、赴任前からネットや前任者などから情報収集はしていたのだが、当たり前だがいくら画面で見ても五感で感じないとよく分からず・・・何となくの地域の当たりだけをつけて不動産屋に飛び込むことにした。


アポなしでいきなり訪問した怪しいアジア人を快く迎えてくれたのがJulia。5年ほど前にロスから引っ越してきたRealtor兼lawyer。その理由がこの地域の教育システムがとても優れていて子育てによいと判断したからだとか。

早速条件を伝えて物件リストを出してもらった。その条件とは、

1. Williamson County内

2. 一軒家

3. 3ベッドルーム、2バスルーム、2ガレージ以上

4. 広さ2000sqft以上

5. $2000/月以下


しかし、良い物件が見当たらない。そもそも一軒家の賃貸物件が極端に少ないのだ。Julia曰く、リセッションの影響でローンを払い続けることが出来なくなった人が家を手放して賃貸を借りているんだそう。もっとも知人によれば年初には結構For Rentの看板がたくさん立っていたというから、引っ越しシーズンから外れていることも影響している模様。


もちろん一軒家を諦めてアパートにすれば物件はたくさんあるのだが、一度アリゾナで大きな一軒家の味を知ってしまっている筆者。ここは譲りたくない。超円高、超低金利などの現状も考えた末、思い切って買う方向に舵を切った。


ということで、人生初の住宅購入がアメリカで、となった筆者の”人生最大の物欲”の行く末を記録していきたいと思う。どうなることやら。。。


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