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Mustang個人輸入(引越し)どたばた顛末(プロローグ) [クルマ]

こちらアリゾナでの赴任期間も残り僅かとなり、めでたく?日本に戻ることになった。
アメリカに来て3年。こと車に関して、アメ車ライフは充分満喫させてもらった。そもそも二人の”乳飲み子”を抱えながら、自分専用車としてクーペを購入できたのは、一人一台が当たり前のアメリカであってこそ。さらに購入したのがMustangという、アメリカにおいて非常に歴史と人気のある車だったのも、この国の車文化の深さを知ることが出来たという点で非常にラッキーだった。


帰任に伴う家財道具一式の引越しについては、会社と契約している日通が全て面倒を見てくれるのだが、車は対象外。そもそも普通の人は売って帰るのだ。仮に持って帰るにしても、いくらかかって何をしなくてはいけないかまったく知らない。でもこの3年間、家族の次に(よりも?)大事にしていた愛車、出来ることなら日本に連れて行ってあげたい!

・・・ということで始まったこの一大プロジェクト。成せばなる、と信じてやってしまった。以下が時系列での”どたばた顛末”である。


まずは状況を把握しなくては持って帰れるかどうかの判断もできない、ということで、費用と手間について調べ始めた。手始めに引越し荷物を扱ってくれる日通に見積もりを依頼した。

・・・びっくりした。以下が見積もり概要。

A) 米国側輸出費用
・バンニング&ラッシング費用 $280.00
・取扱料 $150.00
・海上運賃 $1880.00

B) 日本側輸入通関費用
¥150000

C) 保安基準適合改造及び登録費用(提携修理業者より)
作業工賃
・排ガス同型枠代 ¥150000
・事前審査書類作成 ¥50000
・改善、予備検査代行 ¥120000
・車検点検及び整備 ¥30000
・地方登録代行、納車 ¥30000
・引き取り(港→弊社) ¥20000
・消費税 ¥20000

立替金
・取得税 ¥70000
・自動車税         ¥88000
・重量税 ¥75600
・自賠責保険 ¥31600
・諸経費 ¥35000


ばっくり全部で110万円以上!となる。
恐らく殆どの人がここで挫折するのであろう。筆者も一時諦めた。しかし一方、心の中では既に連れて帰ることを決めている自分がいる。何をどうすればここを”圧縮”できるか、探し始めた。

結論としてポイントは4つ。輸送、通関、改造、登録それぞれで絞れるはずと。

・輸送については、日本からアメリカに輸出する自動車の専用船の帰りに乗っけてもらう方法と、コンテナにつめてもらって貨物船で運ぶ方法がある。前者は値段はお安いが当然道中に自走するため、傷などのトラブルの可能性がある。後者はその逆。

・通関は、それ自体は単に書類さえしっかり揃えれば済む話ではあるが、確かにビギナーにはハードルは高い。自分でやれば税関、船荷業者、保税倉庫への交通費と諸経費のみであるが、人に頼むとたちまちウン万円。。。

・改造。これは車種によって状況は全く異なるので一概には言えないがアメ車でいくと、側方方向指示器(車体側面のウインカー)がなかったり、リアのウインカーが赤色だったりする。これらを変更する必要があるが、これも業者に頼むとすぐ二桁万円代に。

・登録。これはユーザー車検とディーラー車検の価格差みたいなもの。


ということで、筆者のOK見積もりではトータル約40万円。これなら日本で買い直すより安い。大激論の家族会議の末、何とか持って帰ることになったのであった。
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